千葉ロッテマリーンズが獲得した新外国人投手、ジミー・コルデロ。
この記事では、ジミー・コルデロ投手のMLB時代の年俸推移と年度別成績、球種や評価の観点からどんな投手なのかについて紹介していきます。
ジミー・コルデロの年俸推移と年度別成績【メジャー/ロッテ】
ジミー・コルデロ選手の年俸推移と年度別成績がこちら。
| 年度（満年齢） | 所属 | レベル | 年俸（日本円） | 成績 |
|---|---|---|---|---|
| 2012（19歳） | TOR | Rk | 73万円 | 7試 1勝3敗 防5.60 |
| 2013（20歳） | TOR | Rk | 73万円 | 16試 4勝2敗 防5.47 |
| 2014（21歳） | TOR | A | 73万円 | 25試 3勝2敗 防3.06 |
| 2015（22歳） | TOR PHI | A+/2A | 88万円 | 45試 0勝2敗 2S 防2.55 |
| 2016（23歳） | PHI | Rk/A+/2A/3A | 126万円 | 22試 2勝3敗 2S 防5.00 |
| 2017（24歳） | WSH | 2A | 88万円 | 41試 2勝6敗 防6.84 |
| 2018（25歳） | WSH | 3A MLB | 1800万円 | 3A：41試 4勝1敗 6S 防1.96 MLB：22試 1勝2敗 防5.68 |
| 2019（26歳） | WSH TOR SEA CHW | 2A/3A MLB | 4200万円 | マイナー：27試 4勝2敗 7S 防2.88 MLB：31試 1勝1敗 防2.89 |
| 2020（27歳） | CHW | MLB | 2600万円 | 30試 1勝2敗 防6.08 |
| 2021（28歳） | CHW | – | 6900万円 | 怪我で登板なし |
| 2022（29歳） | NYY | 3A | 176万円 | 32試 1勝1敗 6S 防2.09 |
| 2023（30歳） | NYY | MLB | 4600万円 | 31試 3勝2敗 防3.86 |
| 2024（31歳） | ロッテ | NPB | 1億8000万円 | – |
- TOR：トロント・ブルージェイズ
- PHI：フィラデルフィア・フィリーズ
- WSH：ワシントン・ナショナルズ
- SEA：シアトル・マリナーズ
- CHW：シカゴ・ホワイトソックス
- NYY：ニューヨーク・ヤンキース
MLB通算114試合登板もDV規定違反で出場停止
ジミー・コルデロ投手は、2018年に25歳でメジャーデビュー。
その後はマイナーとメジャーを行ったり来たりを繰り返していましたが、21年のトミー・ジョン手術の影響で2年ほどメジャーの舞台から遠ざかった後、23年にメジャー復帰。
23年は一度もマイナーに落ちることなかった矢先にDV違反で出場停止処分となり、日本に新天地を求めて来日しました。
友人Tバウアーやオスナ（現ソフトバンク）と似たような境遇です。
メジャーでの自身最高年俸は2021年の6900万円。
ジミー・コルデロの生涯年俸は？【日本円】
ジミー・コルデロ選手の生涯年俸は3億8797万円です。
| 項目 | 日本円 |
|---|---|
| MLB総年俸額 | 2億797万円 |
| NPB総年俸額 | 1億8000万円 |
| 生涯年俸 | 3億8797万円 |
【ロッテ】ジミー・コルデロの球速・球種や投球割合、評価は？
ジミー・コルデロ投手のメジャー時代の球種・平均球速・投球割合のデータがこちら。
| 球種 | 投球割合(％) | 平均球速(km/h) |
|---|---|---|
| ストレート(4シーム) | 14.9 | 157.4 |
| 高速シンカー(2シーム) | 52.5 | 156.6 |
| チェンジアップ | 9.8 | 143.2 |
| スライダー | 14.9 | 141.9 |
ストレートは4シームと2シーム（高速シンカー）を投げており、2023年に関しては投球の7割を高速シンカーが占めました。
特に高速シンカーは質が高い（runs above averageがプラス）という数値も出ており、実際の映像を見てもかなりの武器になりそうです。
決め球はスライダーで、23年は高速シンカー（約70％）とスライダー（約30％）だけで投球を組み立てていました。
【制球は悪くない】勝ちパターンに入れるレベルの逸材
外国人の速球派投手で気になるのがコントロール。
ジミー・コルデロ投手の近年のコントロール関係の指標を見ると、このようになります。
| 年度 | リーグ | 投球回 | BB/9 | K/BB | K/9 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020（27歳） | MLB | 26.2 | 3.0 | 2.44 | 7.4 |
| 2022（29歳） | 3A | 38.2 | 3.0 | 3.85 | 11.6 |
| 2023（30歳） | MLB | 32.2 | 2.8 | 3.40 | 9.4 |
直近の成績から見ても、9回あたりの与四球2.8個と四球で大崩れするタイプではなさそうです。
一方で奪三振力もあり、2023年のK/BBは3.40と立派な成績。
現役バリバリのメジャーリーガーということもあり死角が見当たらず、しっかり勝ちパターンを担ってくれそうな雰囲気です。
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