埼玉西武ライオンズが獲得した新外国人投手、アルバート・アブレイユ。
この記事では、アルバート・アブレイユ投手のMLB時代の年俸推移と年度別成績、球種や評価の観点からどんな投手なのかについて紹介していきます。
アルバート・アブレイユの年俸推移と年度別成績【メジャー/西武】
アルバート・アブレイユ選手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | レベル | 年俸(日本円) | 成績 |
---|---|---|---|---|
2014(19歳) | HOU | Rk | 73万円 | 14試 3勝2敗 防2.78 |
2015(20歳) | HOU | Rk | 73万円 | 13試 2勝3敗 1S 防2.51 |
2016(21歳) | HOU | A/A+ | 73万円 | 24試 3勝8敗 4S 防3.72 |
2017(22歳) | NYY | Rk/A/A+ | 73万円 | 14試 2勝3敗 防3.38 |
2018(23歳) | NYY | Rk/A+/2A | 88万円 | 17試 4勝6敗 防5.20 |
2019(24歳) | NYY | 2A | 88万円 | 23試 5勝8敗 防4.28 |
2020(25歳) | NYY | MLB | 340万円 | 2試 0勝1敗 防20.25 |
2021(26歳) | NYY | 3A MLB | 3200万円 | 3A:10試 1勝0敗 2S 防3.78 MLB:28試 2勝0敗 1S 防5.15 |
2022(27歳) | NYY TEX KCR | 2A/3A MLB | 3500万円 | マイナー:8試 1勝0敗 防1.23 MLB:33試 2勝2敗 防3.26 |
2023(28歳) | NYY | MLB | 8900万円 | 45試 2勝2敗 防4.73 |
2024(29歳) | 西武 | NPB | 1億5000万円 | – |
- HOU:ヒューストン・アストロズ
- NYY:ニューヨーク・ヤンキース
- TEX:テキサス・レンジャーズ
- KCR:カンザスシティ・ロイヤルズ
2023年はMLBに定着していたバリバリのメジャーリーガー
アルバート・アブレイユ投手は、2013年にアマチュアFAとしてヒューストン・アストロズと契約。
2020年の短縮シーズンで2Aからメジャー昇格して以来、1.5軍的な位置付けの投手でしたが、23年は完全にメジャーに定着。
バリバリのメジャーリーガーであるため、1億5000万円と比較的高めの年俸での来日となりました。
自身最高年俸は2023年の8900万円。
アルバート・アブレイユの生涯年俸は?【日本円】
アルバート・アブレイユ選手の生涯年俸は3億3608万円です。
項目 | 日本円 |
---|---|
MLB契約金 | 2200万円 |
MLB総年俸額 | 1億6408万円 |
NPB総年俸額 | 1億5000万円 |
生涯年俸 | 3億3608万円 |
【西武】アルバート・アブレイユの球速・球種や投球割合、評価は?
アルバート・アブレイユ投手のメジャー時代の球種・平均球速・投球割合のデータがこちら。
球種 | 投球割合(%) | 平均球速(km/h) |
---|---|---|
ストレート(4シーム) | 12.0 | 157.4 |
高速シンカー(2シーム) | 44.1 | 157.6 |
チェンジアップ | 13.7 | 142.1 |
スライダー | 30.0 | 141.5 |
ストレートは4シームと2シーム(高速シンカー?)と区分分けされているが、動画を見た感じは伸びのある4シーム系がメイン。
かなり球が速く、しかもノビも良いため、球の勢いだけで押し切れそうなパワーピッチャーです。
決め球はスライダーで、三振を奪えるキレがあります。
【制球は悪いが…】抑え/セットアッパーもいけそう
外国人の速球派投手で気になるのがコントロール。
アルバート・アブレイユ投手の近年のコントロール関係の指標を見ると、このようになります。
年度 | リーグ | 投球回 | BB/9 | K/BB | K/9 |
---|---|---|---|---|---|
2021(26歳) | マイナー | 16.2 | 5.9 | 2.82 | 16.7 |
2021(26歳) | MLB | 36.2 | 4.7 | 1.84 | 8.6 |
2022(27歳) | マイナー | 7.1 | 2.5 | 4.50 | 11.0 |
2021(27歳) | MLB | 38.2 | 5.1 | 1.73 | 8.8 |
2023(28歳) | MLB | 59 | 5.3 | 1.74 | 9.3 |
三振も奪えるが四球もかなり多いタイプ。
四球が多くランナーを出すタイプなので、抑えを任せた場合は劇場型クローザーになると予測。
一応バリバリのメジャーリーガーではあるものの、ヤンキースでは勝ちゲームではほぼ投げておらず、セットアッパーや抑えに適性があるかどうかは気になるところ。
とはいえ、球の速さは本物で、勝ちパターンでの起用が期待されるピッチャーです。
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