2023年のWBCで好成績を残し、いよいよメジャー挑戦かと報道されることも多くなった巨人・岡本和真選手。
この記事では、巨人・岡本選手のメジャー挑戦がいつになるのか、メジャーからの評価や予想年俸について紹介していきます。
そもそも岡本和真にメジャー志向はある?
岡本選手はメジャー志向がある可能性が高いです。
昔インタビューで語ったメジャーへの憧れ
そもそも岡本選手は、2019年のインタビューでメジャーに憧れを持っていることを示唆していました。
「5年活躍したら『メジャー行きたいです』と言える」
実際に2018年から2022年まで5年連続で30本塁打を放つなど、有言実行の活躍を続けている岡本選手。
更なる高みを目指す場所として、メジャーを視野に入れている可能性は十分にあります。
2023年WBCで憧れが決定的になった
2023年のWBCでの活躍を境に、岡本選手のメジャー移籍の報道が過熱しました。
メディアの記事では、岡本選手はアメリカで実際にプレイしたことで、メジャーへの憧れを強くしたとも言われています。
実際、現広島所属の秋山翔吾選手は「アメリカに負けた準決勝の打席で手応えがあって、メジャー挑戦を意識した」と語っており、WBCでのプレイが起点となりメジャー挑戦した選手もいます。
メジャー挑戦に向けて代理人選定を開始したとの報道もあり、岡本選手のメジャー挑戦はかなり現実味がありそうです。
【概要】岡本和真のメジャー挑戦はいつ?
岡本選手のメジャー挑戦のタイミングは、2024年オフか2025年オフの可能性が高そうです。
海外FA権行使でのメジャー挑戦の可能性は?
岡本選手の海外FA権取得年は、順調に行って2027年オフ。
その時、岡本選手は既に31歳になっており、メジャー挑戦するには少々遅いタイミングになります。
このことから、海外FA権行使でのメジャー挑戦は可能性が低いと考えられます。
ポスティングの方が可能性は高いが難易度も高い
一方で、ポスティング制度を利用してのメジャー挑戦は、球団の許可さえ取れればいつでも可能。
そのため、岡本選手にとってはポスティングでのメジャー挑戦の方が現実的です。
その際一番の障壁になりそうなのが、巨人がポスティングをなかなか認めない球団であるということ。
今まで巨人からポスティング移籍に成功したのは生え抜きではない山口俊投手のみで、生え抜きの菅野投手は申請まではいったものの契約合意には至りませんでした。
巨人の生え抜き選手でポスティング移籍に成功したのは実質0人です。
三冠王獲得やヤクルト・村上選手の56本を抜くなどの圧倒的な個人成績を出す、もしくは日本一達成で許可が出そうですが、かなり難易度が高いのは間違いありません。
ちなみに、菅野選手は巨人で8年間一軍で活躍した後にポスティング移籍の許可が下りました。
岡本選手も一軍で8年間と考えると2025年前後のポスティング移籍の可能性が高そうです。
岡本和真の予想年俸や評価は?
岡本選手は27歳という年齢もあってか、MLBのプロスペクトランキングには載っていません。
しかしながら、WBCではメジャー関係者から「資質は村上にも劣らない」という評価を受けています。
競合相手の村上宗隆の評価
同じ三塁手の村上選手は海外選手のプロスペクトランキング1位になっており、このような評価でした。
- WAR期待値:3.4~4.9(うまくいけばレッドソックスのデバース級)
- 長打力は一級品だが、守備はうまくないという評価。
村上に勝るのは守備力とユーティリティー性
村上選手は守備がうまくないという評価ですが、一方で岡本選手の守備は「うまい」という評価を得ています。
加えて、三塁以外にも一塁、左翼も守れるため、ユーティリティー性も武器になります。
特にMLBでは三塁、一塁は打てないとレギュラー確保が難しくなるため、外野も守れるのはかなり大きいです。
メジャーでの予想年俸はいくら?
近年、鈴木誠也選手、吉田正尚選手と立て続けに100億円規模の契約でMLB移籍を成し遂げました。
これら2選手と岡本選手のNPB通算成績を比較してみます。
- 鈴木誠也:902試合、937安打、打率.315、182本塁打、562打点
- 吉田正尚:762試合、884安打、打率.327、133本塁打、467打点
- 岡本和真:722試合、717安打、打率.271、165本塁打、492打点
岡本選手はこれら2選手に打率で劣るものの、長打力と内野も守れるユーティリティー性で勝るイメージです。
このことから、岡本選手がメジャー挑戦するまで打率3割を打ち続けて、打率も残せることを証明できれば、年俸20億円級の契約を結ぶことは不可能ではなさそうです。