2014年の沢村賞受賞者で、2010年代初頭の日本を代表するピッチャーだった金子千尋氏。
この記事では、金子千尋氏の現役時代の年俸推移や年度別成績、これまでに稼いだ総年俸額について紹介していきます。
金子千尋の年俸推移と年度別成績【オリックス/日本ハム】
金子千尋氏の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | 年俸 | 成績 | 特記事項 |
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2005(22歳) | オリックス | 1500万円 | 一軍出場なし | 契約金1億円 |
2006(23歳) | オリックス | 1200万円 | 21試 1勝1敗 1H 防3.54 | – |
2007(24歳) | オリックス | 1700万円 | 36試 6勝2敗 1S 2H 防2.79 | – |
2008(25歳) | オリックス | 3000万円 | 29試 10勝9敗 防3.98 | – |
2009(26歳) | オリックス | 5000万円 | 32試 11勝8敗 4S 防2.57 | – |
2010(27歳) | オリックス | 7800万円 | 30試 17勝8敗 1H 防3.30 | – |
2011(28歳) | オリックス | 1億5000万円 | 20試 10勝4敗 防2.43 | – |
2012(29歳) | オリックス | 1億6000万円 | 9試 4勝3敗 防2.40 | – |
2013(30歳) | オリックス | 1億2000万円 | 29試 15勝8敗 防2.01 | – |
2014(31歳) | オリックス | 2億円 | 26試 16勝5敗 防1.98 | – |
2015(32歳) | オリックス | 5億円 | 16試 7勝6敗 1H 防3.19 | 4年契約1年目 |
2016(33歳) | オリックス | 5億円 | 24試 7勝9敗 防3.83 | 4年契約2年目 |
2017(34歳) | オリックス | 5億円 | 27試 12勝8敗 防3.47 | 4年契約3年目 |
2018(35歳) | オリックス | 6億円 | 17試 4勝7敗 防3.87 | 4年契約4年目 |
2019(36歳) | 日本ハム | 1億5000万円 | 26試 8勝7敗 2H 防3.04 | – |
2020(37歳) | 日本ハム | 1億8000万円 | 34試 1勝3敗 1H 防5.11 | – |
2021(38歳) | 日本ハム | 3500万円 | 8試 0勝4敗 防6.21 | – |
2022(39歳) | 日本ハム | 2000万円 | 3試 1勝2敗 防4.85 | – |
2010年代前半のオリックスのエース
2004年の自由獲得枠でオリックス・バファローズに入団した金子千尋氏。
ルーキーの2005年は一軍登板がなく、二軍で12試合に登板、13回を投げて防御率0.69という好成績でした。
2006年から中継ぎとして一軍に定着し、2008年から先発ローテーション投手として活躍。
特に2009年~2014年の間の6年間の活躍は圧巻で、最多勝、最優秀防御率、沢村賞などのタイトルは全てこの間に獲得しました。
- 最多勝:2回(2010年、2014年)
- 最優秀防御率:1回(2014年)
- 最多奪三振:1回(2013年)
- 沢村賞:1回(2014年)
- パ・リーグMVP:1回(2014年)
まさにこの時代のナンバーワン投手でした。
史上初の「国内FAとポスティング併用」未遂
パ・リーグMVPや沢村賞、最多勝と最優秀防御率など大活躍した2014年オフ、国内FA権を行使。
同時にポスティングでのMLB挑戦も目指していて、当時の報道では「史上初となるポスティングと国内FA権行使の併用」と報じられました。
「日米42球団での争奪戦」とも言われていました。
結局、MLB挑戦は肘の手術の影響もあり断念したものの、国内FA権の方ではオリックスの他に楽天、阪神、中日との間での争奪戦となりました。
2018年に年俸6億円に到達
国内FAの結果、複数球団の間で争奪戦となったものの、結局オリックスに4年総額20億円+出来高で残留。
年俸が5億円に上がったことから、年俸ランキングにおいて一気に上位に浮上しました。
年度(満年齢) | 年俸 | ランキング |
---|---|---|
2014(31歳) | 2億円 | 24位 |
2015(32歳) | 5億円 | 2位 |
2016(33歳) | 5億円 | 2位 |
2017(34歳) | 5億円 | 1位 |
2018(35歳) | 6億円 | 1位 |
2015年は巨人の阿部慎之助選手が5億1000万円で全選手トップとなり2位。
2016年は少しの間だけ1位になりますが、広島の黒田投手が後に6億円で契約更改したため2位となりました。
2017年と2018年は年俸ランキング1位。
特に2018年は6億円にアップし、これは歴代でも超一流選手しか到達できない年俸額です。
金子千尋の生涯年俸は?
金子千尋氏の生涯年俸額は34億1700万円です。
ドラフト契約金 | 1億円 |
総年俸額 | 33億1700万円 |
生涯年俸(日本円) | 34億1700万円 |
金子千尋は引退後の現在何してる?
金子氏は2022年シーズンを持って現役引退。
引退後は、日本ハムファイターズの特命コーチに就任し、アメリカへコーチ留学に行っていました。
その当時、「アメリカの最先端の技術を用いたコーチングを学び、スケールの大きな選手を育てたい」と抱負を語っていました。
2024年からは日本ハムの二軍投手コーチを務めています。
自身のような大投手を育ててほしいですね!