阪神とロッテに在籍し、全盛期は圧倒的な打力を誇った内野手、今岡誠(現:真訪)氏。
打順に応じて最適な成績を出し続けた稀有な選手で、1番を打っていた2003年に首位打者、5番を打っていた2005年に打点王を獲得している打撃の天才とも言われる名選手です。
この記事では、今岡誠(真訪)氏の現役時代の年俸推移と生涯年俸、現在の仕事内容について紹介していきます。
今岡誠の現役時代の年俸推移と年度別成績【阪神/ロッテ】
今岡誠氏の現役時代の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | チーム | 年俸 | 成績 |
---|---|---|---|
1997(23歳) | 阪神 | 1300万円 | 92試 率.250 2本 20点 |
1998(24歳) | 阪神 | 2000万円 | 133試 率.293 7本 44点 |
1999(25歳) | 阪神 | 4000万円 | 128試 率.252 6本 39点 |
2000(26歳) | 阪神 | 4300万円 | 40試 率.212 1本 2点 |
2001(27歳) | 阪神 | 3700万円 | 123試 率.268 4本 40点 |
2002(28歳) | 阪神 | 4150万円 | 122試 率.317 15本 56点 |
2003(29歳) | 阪神 | 1億2000万円 | 120試 率.340 12本 72点 |
2004(30歳) | 阪神 | 2億3000万円 | 138試 率.306 28本 83点 |
2005(31歳) | 阪神 | 2億5000万円 | 146試 率.279 29本 147点 |
2006(32歳) | 阪神 | 3億3000万円 | 59試 率.221 7本 29点 |
2007(33歳) | 阪神 | 2億6000万円 | 85試 率.279 4本 24点 |
2008(34歳) | 阪神 | 2億円 | 55試 率.172 7本 29点 |
2009(35歳) | 阪神 | 1億6000万円 | 23試 率.133 0本 2点 |
2010(36歳) | ロッテ | 1500万円 | 26試 率.227 0本 6点 |
2011(37歳) | ロッテ | 1500万円 | 13試 率.130 0本 1点 |
2012(38歳) | ロッテ | 1500万円 | 一軍出場なし |
打撃の天才
1996年ドラフト1位(逆指名)で阪神タイガースに入団した今岡誠氏。
逆指名で鳴り物入りでの入団でしたが、入団後数年はそこそこ打てるショートという立ち位置の選手でした。
ところが2002年に3割を打って才能開花の兆しを見せると、2003年に1番打者として大ブレイクし、打率.340で首位打者を獲得。
5番に打順を移した2005年は147打点という驚異的な数字を叩き出して打点王を獲得と、与えられた打順の役割を完璧にこなすことができる素晴らしい打撃能力をもった選手でした。
- 首位打者:1回(2003年)
- 打点王:1回(2005年)
- ベストナイン:3回(二塁手部門:2002年、2003年、三塁手部門:2005年)
- ゴールデングラブ賞:1回(二塁手部門:2003年)
- オールスターゲーム出場:5回(1998年、2002年~2005年)
とはいえ、選手としての全盛期は早くに終わってしまい、2006年から急激に成績を落として低迷。
晩年はロッテに移籍して3年間プレイした後、2012年に現役を引退しました。
今岡誠の現役時代の生涯年俸は?
今岡誠氏の現役時代の生涯年俸は18億8950万円です。
項目 | 年俸額 |
---|---|
ドラフト契約金 | 1億円 |
年俸総額 | 17億8950万円 |
生涯年俸 | 18億8950万円 |
今岡真訪の現在の仕事や年収は?
今岡真訪氏は2012年シーズンをもって現役を引退。
引退後は野球解説者(毎日放送)や野球評論家(日刊スポーツ)として活動。
2015年からは古巣の阪神やロッテからコーチとして招へいされることが多くなり、そこからはほぼコーチとしてキャリアを歩んでいます。
現役時代の圧倒的な打撃力からして納得です。
- 2012年:ロッテ二軍打撃守備コーチ(選手兼任)
- 2016年~17年:阪神二軍打撃野手総合コーチ
- 2018年~20年:ロッテ二軍監督
- 2021年:ロッテ一軍ヘッドコーチ
- 2023年~:阪神一軍打撃コーチ
現在は、阪神一軍打撃コーチとして2023年の阪神優勝に貢献。
コーチとしての年収は公開されていませんが、一般的には1000万円~3000万円程度と言われています。
今岡氏は一軍打撃コーチという肩書きで、ロッテでヘッドコーチを務めた経歴もあるので、コーチとしてはハイクラスな3000万円近くではないかと推測されます。
将来の阪神の次期監督候補として名前が挙がるほど期待されており、今後の進路にも要注目ですね。