横浜DeNAベイスターズが獲得した新外国人投手、ローワン・ウィック投手。
この記事では、ローワン・ウィック投手のMLB時代の年俸推移と年度別成績、球種や評価の観点からどんな投手なのかについて紹介していきます。
ローワン・ウィックの年俸推移と年度別成績【メジャー/横浜DeNA】
ローワン・ウィック選手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | レベル | 年俸(日本円) | 成績 |
---|---|---|---|---|
2012(20歳) | STL | Rk | 73万円 | 23試 率.156 1本 8点 |
2013(21歳) | STL | Rk | 73万円 | 56試 率.256 10本 35点 |
2014(22歳) | STL | A-/A | 73万円 | 74試 率.292 20本 60点 |
2015(23歳) | STL | Rk/A+ | 73万円 | 36試 率.198 3本 16点 3試 0勝1敗 防9.00 |
2016(24歳) | STL | A+/2A | 88万円 | 44試 2勝0敗 6S 防2.44 |
2017(25歳) | STL | Rk/2A/3A | 126万円 | 34試 2勝1敗 6S 防3.19 |
2018(26歳) | SD | 2A/3A MLB | 1100万円 | マイナー:49試 4勝4敗 14S 防2.67 MLB:10試 0勝1敗 防6.48 |
2019(27歳) | CHC | 3A MLB | 3100万円 | 3A:27試 1勝0敗 6S 防1.80 MLB:31試 2勝0敗 2S 防2.43 |
2020(28歳) | CHC | MLB | 2500万円 | 19試 0勝1敗 4S 防3.12 |
2021(29歳) | CHC | A+/3A MLB | 7100万円 | マイナー:8試 1勝0敗 防6.14 MLB:22試 0勝1敗 5S 防4.30 |
2022(30歳) | CHC | MLB | 8700万円 | 64試 4勝7敗 9S 防4.22 |
2023(31歳) | CHC TOR | 3A | 1億8600万円 | 43試 4勝4敗 5S 防6.66 |
2024(32歳) | 横浜 | NPB | 1億1360万円 | – |
- STL:セントルイス・カージナルス
- SD:サンディエゴ・パドレス
- CHC:シカゴ・カブス
- TOR:トロント・ブルージェイズ
キャッチャーでプロ入りし、投手転向した変わり種
ローワン・ウィック投手は、2012年MLBドラフト9巡目でキャッチャーとしてプロ入り。
2014年にA-、A級で打率.292、20本と好成績を残すも、翌15年にA+級で打率.198とつまづいたことで投手に転向。
その後、わずか3年後の2018年にメジャーデビューを果たした変わり種選手です。
メジャー登録日数が3年を超えて年俸調停権を得ており、自身最高年俸は2023年の1億8600万円。
ローワン・ウィックの生涯年俸は?【日本円】
ローワン・ウィック選手の生涯年俸は5億3866万円です。
項目 | 日本円 |
---|---|
MLBドラフト契約金 | 900万円 |
MLB総年俸額 | 4億1606万円 |
NPB総年俸額 | 1億1360万円 |
生涯年俸 | 5億3866万円 |
【横浜DeNA】ローワン・ウィックの球速・球種や投球割合、評価は?
ローワン・ウィック投手のメジャー時代の球種・平均球速・投球割合のデータがこちら。
球種 | 投球割合(%) | 平均球速(km/h) |
---|---|---|
ストレート(4シーム) | 61.7 | 153.2 |
カットボール | 9.0 | 147.9 |
スライダー | 4.8 | 133.7 |
カーブ | 23.8 | 123.8 |
ホップ成分が多く、ノビのあるストレートが投球の6割以上を占める剛腕スタイル。
続いて30キロの球速差があるカーブの投球割合が多く、緩急はかなりのもの。
MLBで通算20セーブをあげるなど、試合終盤を任せられるレベルの質の高い球を投げますが、2023年の不調(3Aで防御率6.66)が気になるところ。
【制球は悪い】2022年の調子が戻れば勝ちパターンに入れる
外国人投手で気になるのがコントロール。
ローワン・ウィック投手のコントロール関係の指標を見ると、このようになります。
年度 | リーグ | 投球回 | BB/9 | K/BB | K/9 |
---|---|---|---|---|---|
2021(29歳) | A+/3A | 7.1 | 3.7 | 5.00 | 18.4 |
2021(29歳) | MLB | 23.0 | 5.5 | 2.07 | 11.3 |
2022(30歳) | MLB | 64.0 | 4.1 | 2.38 | 9.7 |
2023(31歳) | 3A | 51.1 | 5.1 | 2.52 | 12.8 |
奪三振率は高いが、四球もかなり出すタイプ。
2022年はメジャーで奪三振率9.7を記録するなどハマればかなり質が高いピッチャーではあるものの、直近の2023年は絶不調。
DeNAの思惑としては、エスコバーが抜けた穴を埋めることを期待していますが、勝ちパターン入りは調子の戻り次第と言えるでしょう。
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