韓国人初のメジャーリーガーであるパク・チャンホ(朴賛浩)。
韓国では伝説的な英雄であり、2024年のMLBソウルシリーズ(ドジャースvsパドレス)では始球式の大役を務めました。
この記事では、パク・チャンホの現役時代の年俸推移と成績、現在何をしているのかや生涯年俸について紹介していきます。
パク・チャンホの年俸推移と年度別成績【ドジャース他】
パク・チャンホの現役時代の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | チーム | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 追記事項 |
---|---|---|---|---|---|
1994(21歳) | LAD | $109,000 | 1300万円 | 2A:20試 5勝7敗 防3.55 MLB:2試 0勝0敗 防11.25 | 契約金120万ドル |
1995(22歳) | LAD | $114,000 | 1400万円 | 3A:23試 6勝7敗 防4.91 MLB:2試 0勝0敗 防4.50 | – |
1996(23歳) | LAD | $124,000 | 1500万円 | 48試 5勝5敗 防3.64 | – |
1997(24歳) | LAD | $270,000 | 3200万円 | 32試 14勝8敗 防3.38 | – |
1998(25歳) | LAD | $700,000 | 8400万円 | 34試 15勝9敗 防3.71 | – |
1999(26歳) | LAD | $2,300,000 | 2億7600万円 | 33試 13勝11敗 防5.23 | – |
2000(27歳) | LAD | $3,950,000 | 4億7400万円 | 34試 18勝10敗 防3.27 | – |
2001(28歳) | LAD | $9,900,000 | 11億8800万円 | 36試 15勝11敗 防3.50 | – |
2002(29歳) | TEX | $6,884,803 | 8億2600万円 | 3A:1試 0勝1敗 防27.00 MLB:25試 9勝8敗 防5.75 | 5年契約1年目 |
2003(30歳) | TEX | $13,000,000 | 15億6000万円 | 2A/3A:5試 2勝0敗 防4.60 MLB:7試 1勝3敗 防7.58 | 5年契約2年目 |
2004(31歳) | TEX | $14,000,000 | 16億8000万円 | Rk/2A/3A:10試 1勝5敗 防4.01 MLB:16試 4勝7敗 防5.46 | 5年契約3年目 |
2005(32歳) | TEX SD | $15,000,000 | 18億円 | 30試 12勝8敗 防5.74 | 5年契約4年目 トレード |
2006(33歳) | SD | $15,505,142 | 18億6000万円 | 24試 7勝7敗 防4.81 | 5年契約5年目 |
2007(34歳) | NYM HOU | $600,000 | 7200万円 | 3A:24試 6勝14敗 防5.97 MLB:1試 0勝1敗 防15.75 | – |
2008(35歳) | LAD | $500,000 | 6000万円 | 54試 4勝4敗 2S 防3.40 | – |
2009(36歳) | PHI | $2,500,000 | 3億円 | 45試 3勝3敗 防4.43 | – |
2010(37歳) | NYY PIT | $1,200,000 | 1億4400万円 | 3A:1試 0勝0敗 防0.00 MLB:53試 4勝3敗 防4.66 | – |
2011(38歳) | オリックス | – | 2億5000万円 | 二軍:8試 3勝3敗 防4.85 一軍:7試 1勝5敗 防4.29 | – |
2012(39歳) | ハンファ | 2400万ウォン | 240万円 | 23試 5勝10敗 防5.06 | – |
- LAD:ロサンゼルス・ドジャース
- TEX:テキサス・レンジャーズ
- SD:サンディエゴ・パドレス
- NYM:ニューヨーク・メッツ
- HOU:ヒューストン・アストロズ
- PHI:フィラデルフィア・フィリーズ
- NYY:ニューヨーク・ヤンキース
- PIT:ピッツバーグ・パイレーツ
【経歴】韓国人メジャーリーガーのパイオニア
アマチュアFAとしてドジャースに入団。
1994年に早速メジャーデビューを果たすも、94年と95年はマイナーでのプレイが主だった。
ドジャースで本格的にメジャーに定着した。
先発に定着した1997年以降、5年間で75勝をあげる活躍を見せた。
2001年オフにFAとなった。
5年総額6500万ドルの大型契約でレンジャーズへ移籍。
レンジャーズでは怪我に悩まされ、全盛期の投球ができずに時が過ぎていった。
不調が尾を引いて、まだ契約を1年半ほど残した状態で、2005年7月にパドレスへトレードとなった。
移籍先のパドレスでも調子は戻らず、5年契約が満了した2006年にFAとなった。
メッツに1年60万ドルの契約で加入も、シーズン途中解雇。その後、アストロズにマイナー契約で入団するも、メジャー昇格できなかった。
マイナー契約でドジャースに入団。
先発からリリーフに本格転向し、チームに貢献した。
この年は長らく低迷していたパク・チャンホにとって復活年となった。
前年の復活を受けて、1年250万ドルの契約でフィリーズへ移籍。
先発とリリーフを両方こなしながら45試合に登板し、チームに貢献した。
ヤンキースへ移籍したが成績が上がらず、シーズン途中でDFA、ウェーバーにかけられた。
ウェーバーでパイレーツに移籍後、MLB通算124勝目をあげて、野茂英雄を抜いて勝利数アジア人トップとなった。
この年が自身のメジャー最終年となった。
年俸2億5000万円の好条件でオリックス・バファローズへ移籍した。
年齢的な問題もあってか目立った活躍はできず、オフに戦力外通告を受けた。
本拠地が故郷に近いハンファ・イーグルスへ移籍した。
最後は韓国で1年プレイし、現役を引退した。
パク・チャンホの基本情報
名前 | 박찬호(Chan-Ho Park/朴 贊浩) |
生年月日 | 1973年7月28日(50歳) |
出身 | 韓国 |
通算WAR | fWAR20.8 / rWAR19.9 |
MLB通算成績 | 476試 124勝98敗2S 20H 防4.36 WHIP1.40 |
MLB通算124勝は、野茂の123勝を超えてアジア人最多。
パク・チャンホの生涯年俸は?
パク・チャンホの生涯年俸は107億9540万円です。
項目 | 金額(ドル) | 金額(日本円) |
---|---|---|
ドラフト契約金 | $1,200,000 | 1億4400万円 |
MLB年俸総額 | $86,656,945 | 103億9900万円 |
NPB年俸総額 | – | 2億5000万円 |
KBO年俸総額 | 2400万ウォン | 240万円 |
生涯年俸 | $87,856,945 2400万ウォン | 107億9540万円 |
パク・チャンホは引退後の現在何してる?
パク・チャンホは2012年に現役を引退。
引退後は野球解説者やドラマ出演などを行いつつ、直近ではゴルフトーナメントに出場するなど、悠々自適に暮らしています。
- 2013年WBCなど解説多数
- 韓国のテレビドラマ「スタートアップ」:本人役でカメオ出演
- テレビCM出演多数
ちなみに妻は在日韓国人2世のパク・リヘ(日本名:勝田里恵)という方で、3人の子供がいます。
パク・リヘさんは上智大学卒業というキャリアを持つ料理研究家。父親が資産家で、日本でも上位クラスの税金額を納めたことがあるほどの大金持ち。
パク・チャンホも野球で100億円以上の年俸を稼いできた大金持ち夫婦です。